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胴元になれ:LPファーミングの仕組みと、それを安全に保つノースワップ・アーキテクチャ(Blockchain Pill AMA)

Alex 'YaBonks' Walch と DAO King が Blockchain Pill の Alex とともに、ICP コミュニティの視聴者に向けて流動性提供をゼロから解説する。LPファーミングとは実際に何なのか、なぜトレーダーの95%が負ける一方でマーケットメイカーはどちらに転んでも報酬を得るのか、そして Valves Security が「これまでレビューしたなかで最も攻撃対象領域が小さい」と評した MaxFi の2つのアーキテクチャ上の判断(スワップなし、資金プールなし)とは何か。あわせて Snuggle rebalancing の実演、インパーマネントロスをゼロで確定させるリバランス遅延の仕掛け、そして Robinhood Chain のトークン化株式プールがなぜ今の利回りを出しているのかも解説する。

著者: MaxFi·

重要ポイント

  • MaxFi はベア相場をまたぐ5か月で TVL をゼロから約350万ドルまで伸ばし、いまや Robinhood Chain 全体で8番目に大きいプロトコルになっている(PancakeSwap、Curve、SushiSwap、Symbiosis を上回る)。収録時点では DeFi 全体で11番目に大きい流動性マネージャーでもある。Alex の説明は一行で済む。資本は最も資本効率の高いシステムに流れ込み、誰かがそれに気づいた瞬間、友人全員に話すのだ。
  • 胴元になれ。トレーダーのおよそ95%、ミームコイン・トレーダーに至っては約97%が損をする一方で、その取引の反対側にいるマーケットメイカーは価格が上がろうと下がろうと横ばいだろうと報酬を得る。しかもエントリーのタイミングを計ろうとする人よりずっとリスクが小さい。これは DAO King の言い回しで、チームはその場でスローガンとして採用するほど気に入った。機関投資家並みの資金ではなく5ドルや100ドルで、個人がその席に座れるのは DeFi が史上初めてだ。
  • 従来型のリバランスは、実行されるたびに5つの別々のコストを取っていく。元本の半分にかかるスワップ手数料、スリッページ、価格インパクト、MEV による抜き取り、そして最大の要因である確定インパーマネントロスだ。Snuggle rebalancing はレンジを現在価格から1 tick space ずらして再配置し、価格を戻すのを AMM に任せることでスワップそのものを排除し、リバランス1回あたりのインパーマネントロスを40〜50%削減する。
  • 2つ目のレバーがリバランス遅延で、これはインパーマネントロスを*ゼロ*で確定させうる。ニュースで価格がレンジ外にヒゲを出し、2時間後に戻ってくる。4時間または24時間の遅延を設定していれば、リバランスは一度も発動せず、何も確定していない。数時間だけ稼ぎが止まった、それがコストのすべてだ。旧世代のシステムが即座にリバランスするのは、リバランスのたびに元本に手数料を課しているからだ。
  • DeFi のエクスプロイトのおよそ70〜80%はスワップ取引の最中に起きている。だから MaxFi と Snuggle はノースワップ・アーキテクチャで構築された。スマートコントラクトのなかにスワップが起きる箇所は一つもない。zap-in のような利便性機能は、それを必要とするという理由で意図的に外された。スワップは Uniswap でも好きな場所でも自分で済ませて、トークンを持ち込んでもらう形だ。
  • 2つ目のアーキテクチャ上の判断は、資金をプールしないことだ。多くのプロトコルは全員の資金を一つの器に入れるが、それは一つの巨大な標的になる。ブリッジや大型ボールトが抜かれるのはまさにその形だ。MaxFi ではすべてのポジションが個別に所有され、DEX そのものの上に存在する。100ドルを預ければ、その100ドルはスマートコントラクトを通り抜けて、あなた自身のポジションとして取引所に載る。抜き取るべき共同の器が存在しない。
  • 直近の監査ラウンドを実施したサードパーティ企業である Valves Security は、これほど攻撃対象領域が小さく安全なプロトコルは見たことがないと述べた。その土台には42回の内部監査ラウンドと、ユーザー資金に影響する欠陥を何も見つけられなかった半ダースほどの独立系ホワイトハッカーがいる。
  • Alex は単独でコントラクトを所有・管理しており、それを意図的に公にしている。彼の見方はこうだ。匿名の創業者が仮面をかぶる文化こそ DeFi の信頼が低い理由の一部であり、公の場で開発する人が増えるほど業界全体は早く成熟に向かう。彼にはメールもテキストも電話もできる。
  • Robinhood Chain のトークン化株式プールは、いま開いている窓だ。Apple、Nvidia、S&P 500 を流動性ペアとして保有し、100〜600%を出している。まだ数週間しか経っていないアセットクラスに、MaxFi が最初期のマーケットメイカーの一つとして到達したからだ。株式は暗号資産よりはるかにボラティリティが低く、ボラティリティはインパーマネントロスの入力値だから、低ボラティリティのペアに厚い手数料フローが乗る構成は理想に近い。DAO King は Apple/USDG に2万ドル超を置き、200〜400%を得ている。この利率は流動性が入ってくれば下がる。だからこそ、窓が開いているうちに使う価値がある。

5か月でゼロから DeFi 全体11位へ

まず数字から始めよう。そもそもこのインタビューが実現した理由がそこにあるからだ。

ローンチから5か月、MaxFi は DeFi 全体で11番目に大きい流動性マネージャーであり、Robinhood Chain 全体で8番目に大きいプロトコルでもある。

「私たちはいま、Robinhood Chain 全体で8番目に大きいプロトコルです。すでに Robinhood 上にある何千ものプロトコルのなかで、8番目です。PancakeSwap より大きい。Curve より大きい。SushiSwap より大きい。Symbiosis より大きいのです」

TVL はおよそ350万ドル。ゼロから、ベア相場を通り抜けて、他の DeFi プロトコルが数億ドル規模で抜かれていた期間をまたいで積み上がった。それでも TVL は伸びた。

そして最新のプールはそれに見合う利回りを出している。Robinhood Chain 上のトークン化株式 — Apple、Nvidia、S&P 500 を流動性ペアとして保有するもの — は 100〜600% で推移してきた。まだ数週間しか経っていないアセットクラスに、MaxFi が最初期のマーケットメイカーの一つとして現れたからだ。

そのどれもトークン発行や利回りの小細工から来ているわけではない。スワップ手数料だ。Jane Street や Goldman Sachs がマーケットメイクの対価として受け取っているのと同じ収益を、流動性を供給した人たちで分け合っている。以下は会話の全容だ。LPファーミングとは実際に何なのか、なぜトレーダーの95%が負ける一方で価格を提示する側はどちらに転んでも報酬を得るのか、そして利率がいまの水準に至った経緯を扱う。

ICP チャンネルでのチーム紹介

Blockchain Pill の Alex が、Alex "YaBonks" Walch と DAO King(Aaron)を招き、MaxFi の全面的な紹介を行った。狙いはまさに、Internet Computer には詳しいが集中流動性にはまったく馴染みのない視聴者層だ。彼は数日前にプラットフォームで得ている APR のスクリーンショットを投稿しており、コメント欄はこの金はどこから来ているのかで埋まった。この会話はその問いへの答えだ。

先に断っておくと、ホストと創業者は下の名前が同じで、収録中ずっとそれがネタになっていた。この記事で修飾なしに Alex と書いてある場合は、MaxFi と Snuggle の創業者兼開発者である Alex "YaBonks" Walch を指す。

ホスト自身の出発点は有用だ。それが多くの人の出発点でもあるからだ。

「私は DeFi の専門家ではありませんが、もっとお金を稼ぐ方法を探していました……ICP の価格が下がるたびに、みんなこれは恵みだ、もっと ICP を買えるぞと言います。でも人はこう聞くんです — 何で買うんだ、と。私は4ドルのときに全財産を ICP に入れて、次は3ドルで、いまは2ドルです。もう資金がありません」

それこそが LPファーミングの解こうとしている問題だ。底を当てることではなく、底で買うための何かを生み出すことである。

胴元になれ

DAO King はその枠組みの問いに正面から答えた。高い APR のスクリーンショットが回るたびにコメント欄を埋める、これはポンジではないのかという問いだ。

「ポンジではありません。実際の手数料です。あなたは本当に Jane Street のようなマーケットメイカーなのです」

そして統計だ。誰もが半分は知っていて、たいてい無視している類の、容赦ない数字である。トレーダーのおよそ 95%が損をする。約6か月後には、およそ 70%が口座を完全に飛ばしている。ミームコイン・トレーダーに限れば、数字は 97% に近づく。

Alex 自身の経歴も同じ話だ。

「私は長いことトレードをしてきましたが、まるで水面で足踏みしているようでした。前に進めなかったんです。稼いでは数週間後に失う……そこで気づいたのは、トレーダーは全体として常に損をしていて、マーケットメイカーは常に儲けているということでした。胴元は必ず勝つのです」

DAO King の返しは、その場でスローガンになった。

「胴元になれ」

その下にある構造的な論点はこうだ。

「マーケットメイカーは、トレーダーが勝とうが負けようが収益を得ます。価格が上がろうが気にしないし、下がろうが気にしないし、横ばいでも気にしない。その間ずっと稼いでいて、相場のタイミングを計ってデイトレードやスイングトレードをしようとする人と比べて、リスクははるかに小さいのです」

その側の席に座るには、かつては Jane Street か Goldman Sachs である必要があった。100ドルと仕組みを学ぶ意欲さえあれば誰にでも開かれているのは、DeFi が史上初めてだ。

そこには補強となる観察もある。Ethereum や Solana をはじめとするチェーン全体で、何千億ドルもが流動性として置かれたままになっている — ベア相場を通してもだ。誰も、対価を払わないものにその規模の資本を置いたりはしない。

LPファーミングとは実際に何なのか

では、その資金は実際どこから来ているのか。ホストのコメント欄が問い続けたのはこれであり、問うべき正しい問いでもある。

「流動性ファーミング、あるいは流動性提供は、私の意見では、DeFi で最も高い実質利回りを得るうえで他のどんな方法よりも優れています」

仕組みを最初から見ていこう。

分散型取引所は流動性プールを保持しており、各プールにはトークンのペアが入っている。たとえば wrapped ETH と USDC だ。誰かが ETH を買いたいとき、ドルを持ち込んでプールへスワップし、スワップ手数料を払う。その手数料はトークンを供給した人に渡る。

スワップ手数料は効率的なステーブルコインプールの約 0.01% から、薄いミームコインプールの 1% まで幅があり、業界標準はおよそ 0.3% だ。小さく聞こえるが、通過量を考えれば話は変わる。プールを流れるすべてのドルが、双方向に、一日中それを払っている。

Alex の喩えはこうだ。

「株式ブローカーが、誰かが自分を通して取引するたびに手数料を得るのと同じような稼ぎ方です」

そして、DeFi を従来型のマーケットメイキングと構造的に違うものにしている部分。

「私たちのような個人レベルの、ごく普通の人でも、手元にある金額がいくらであれ、その一部を取ることができます。Jane Street や Goldman Sachs のような機関のように何百万ドルも持っている必要はありません。5ドルでもできます。100ドルでもできます。いくら持っていようと、パーセンテージで比例するのです」

集中こそが倍率を生む

プールが得るスワップ手数料はすべて、各スワップの瞬間のレンジ内流動性に比例して分配される。取引が起きたときにあなたのポジションがレンジ内にあれば、その分け前を得る。

その分け前を意味のある大きさに変えるのが集中だ。レンジを大きく広げれば収益力は薄まり、狭い帯域に集中させれば、その期間にプールを流れる手数料に対するあなたの取り分が倍増する。

そこから実際の問題が立ち上がる。

「肝心なのは、集中流動性提供において — インパーマネントロスと呼ばれるものを最小限に抑えながら、流動性ポジションを最も長い時間レンジ内に置いて稼がせる、最も資本効率の高いやり方は何か、ということです」

通常のリバランスに隠れた5つのコスト

レンジを集中させれば、価格はいずれそこを離れる。その次に起きることこそ、多くのプラットフォームがひそかにあなたのリターンを抜き取っている場所だ。

従来型のリバランサーは 50/50 のスワップ・リバランスを行う。レンジ外に出た瞬間、トークンの半分をスワップし、新しいレンジの中央に価格を再センタリングする。その1回の動作で5つの別々のコストがかかる。

  1. スワップ手数料 — 元本の半分に課される。通常のプールで0.3%、薄いプールなら最大1%
  2. スリッページ — 提示価格と約定価格の差
  3. 価格インパクト — 自分の取引がプールを動かすことによるもの
  4. MEV による抜き取り — サンドイッチ攻撃とフロントランニング。さらに数分の1パーセント以上
  5. 確定インパーマネントロス — そしてこれが最大の要因だ

その最後の項目について。

「流動性ポジションをリバランスするとき、レンジの移動が大きいほど、確定するインパーマネントロスも大きくなります。そして何十回ものリバランスを重ねると、それは本当に積み上がってしまうのです」

手描きで見る Snuggle rebalancing

Alex はこれを、手をレンジに、ペンを価格に見立ててカメラの前で描いてみせた。チームが動画で示したこの手法の説明としては最も分かりやすい。直後のホストの告白が物語っている。

「以前お話ししたとき、最初に説明してもらったときは、私自身よく分かりませんでした。どう動くのかを理解するには、実際に動くのを見る必要がありました」

前提はこうだ。価格が上に動いてレンジ外に出る。稼ぎは止まる。決定的に重要なのは、この時点であなたはペアの片側に完全に転換されていることだ。価格が上がった WETH/USDC のポジションなら、あなたは全額 USDC で座っている。

従来型の対応は、その USDC の半分を WETH に戻してセンタリングし直す。上の5つのコストをすべて払い、乖離の全額をインパーマネントロスとして確定させる。

Snuggle の対応はこうだ。

「USDC の半分を wrapped ETH にスワップしてここへ戻り、多くの人が気づいていない大きな損失を被る代わりに、私は USDC 側をそのまま使って、レンジを現在価格から1 tick space 離れた位置に再配置し、AMM — 自動マーケットメイカー、つまり DEX — に価格を私のレンジへ戻してもらうのです」

スワップなし。スリッページなし、価格インパクトなし、MEV なし、スワップ手数料なし。

ここでの幾何は正確に押さえておく価値がある。聞き違えやすいからだ。レンジは設定した幅をそのまま保つ。6%のレンジは6%のレンジのままだ。変わるのは配置場所である。従来型のリバランスはレンジの中心を現在価格まで引きずってくる。Snuggle のリバランスは、レンジの手前側の端が現在価格から1 tick space の位置に来るように置き、全幅をすでに保有している方向へ伸ばす。

つまりレンジの移動距離は、再センタリングの場合と比べておよそレンジ幅の半分だけ短くなる。そして — こちらのほうが効果が大きいのだが — そこへ行くためにポジションのどの部分も不利な価格で売られない。この組み合わせが、リバランス1回あたり確定インパーマネントロス40〜50%減の出どころだ。

その前提にあるのは、価格が平均へ回帰するという想定である。

「自然な価格はいずれ必ず平均へ回帰します。本当に長く伸びたトレンドのときだけ、しばらく一方向へ進みますが、通常は動いてから引き戻して、しばらく落ち着くのです」

数十回、数百回のリバランスを重ねれば、支配的なコストが40〜50%減ることは、機能する戦略と機能しない戦略の分かれ目になる。

リバランス遅延:ゼロで確定させる

2つ目のレバーは、まったくコストがかからない可能性のあるものだ。

「価格がレンジ外に動いて、4時間のリバランス遅延を設定していたとしましょう。価格がレンジ外に動いて、2時間後にそのままレンジ内に戻ってきたとします。リバランスは一切していません。確定したインパーマネントロスはゼロです」

Alex はこれを罠を仕掛けることに喩える。価格がレンジ内にあるあいだは稼ぎ、外に出たら待つ。値動きのかなりの割合は戻ってくるからだ。どんな価格チャートでも開いて、ヒゲの数を数えてみてほしい。ニュースが価格を跳ね上げ、その後で戻ってくる。

「ETH に何かニュースがあって10%上がったけれど、24時間後には10%下がって出発点に戻っていたとしましょう。24時間のリバランス遅延を設定していれば、数時間だけ手数料を稼げなかっただけで、確定インパーマネントロスはゼロ、そのまま稼ぎに戻れます」

他のプラットフォームがこれを提供しない理由は、単純な利益相反だ。

「旧世代のシステムは、可能な限り即座にリバランスします。リバランスするたびに収益を得るからです。実際にはあなたの元本の一部を取っているのです。リバランス時にあなたの元本にプロトコル手数料を課している。だから、たとえあなたに不利でも、できるだけ速く即座にリバランスしたいのです」

実際にどう配分するか

締めのアドバイスを求められた Alex は、利回りではなくリスク管理の話に直行した。

「流動性提供にもリスクはあります。だから賢くやってください。ミームコインプールにばかり LP しないことです」

彼自身の配分はこうだ。

  • 約80%がブルーチップ — ポートフォリオの中核
  • 約10%がアルトコインプール — VIRTUAL/WETH など
  • 5〜10%がミームコインプール — おおよそ10ポジションに分散

ミーム枠には明示的な前提が組み込まれている。

「ミームコインの配分を考えるとき、自分が最良だと思う選択肢を10個選び、そのうち9個はゼロになると想定します。そして1個が本当に当たるかもしれない、と」

単一のミームコインに全額を入れないのと同じ規律だ。ミームコインは Bitcoin、ETH、Solana では起こらない形で一晩に60〜90%下落しうる。1つが当たれば、枠全体を賄ってくれる。

そして、600%という数字が飛び交っているときに見失いがちな、期待値の較正。

「ブルーチップから始めて、ブルーチップで20%、30%、40%稼げているならそれは驚くべき利回りだと理解してください。そしてこういう資本効率の高いシステムなら、50〜100%の APR が見えることも多い。保証はありませんが、状況次第では可能です。場合によっては100〜600%が見えることもあり、特に新しい Robinhood のトークン化株式で顕著です」

セキュリティの問い

ホストはこの話題を最後に取っておかず、インタビューの冒頭に置いた。その理由はもっともだ。MaxFi は収録時点でおよそ 350万ドルの TVL を保持しており、DeFi プロトコルが数億ドル規模で抜かれていた時期にローンチし、それでも TVL は伸びた。彼は、なぜそれを安心して見ていられるのかを知りたかった。何かを預ける前によく読むべき部分であり、その答えは多くのプロトコルが出せるものより構造的だ。

Alex の経歴が答えの枠組みになる。彼は20年超のシニアソフトウェアエンジニアで、直近6年は自身の YouTube チャンネルで Solidity スマートコントラクトを公開監査してきた。創業者にインタビューし、コントラクトを生放送で解体して、視聴者が自分の踏み込もうとしているリスクを見られるようにしてきたのだ。オーナーはトークンを追加発行できる。この関数はラグプルだ。ここにリエントランシーの問題がある。 彼は何年もそれを教えながら、並行してコントラクトを作ってきた。

Snuggle 自体には約15か月かかった。そしてそれは個人的な問題から始まった。集中流動性ポジションを手作業で管理することが、週に10時間以上を奪っていたのだ。

AI をめぐる論点

彼が挙げた点の一つは直感に反していて、取り上げる価値がある。新しいコードのほうが危険だという本能に逆らうからだ。

「私の意見では、やり方を分かっているなら、いまはスマートコントラクトを書くのに最適な時期でした。というのも、これらのツールが存在しなかった時代に開発された古いプロトコルのエクスプロイトや穴を見つけるために他の人たちが使っているのと同じ AI ツールを、自分でも活用できるからです」

エクスプロイトされているプロトコルの多くは、この種のツールが存在する前に書かれていた。脆弱性はずっとそこにあり、それを浮かび上がらせるツールが後から到着したのだ。いま書かれるコントラクトは、出荷前に攻撃者が使うのと同じ解析にかけられる。高品質なモデルをコードベースに繰り返し走らせるにはトークン代として実際の費用がかかる。そしてそれは、人間のレビュアーなら見落とすであろうエクスプロイト経路を捕まえる能力を買っている。

この点についての注記を、セキュリティページが率直に書いているのと同様に率直に書いておく。42回の内部ラウンドは、従来型の手動レビューではなく AI セキュリティ解析ツールによって実施された。Valves Security がサードパーティによる人間の監査にあたる。

アーキテクチャ上の判断その1:スワップなし

Alex はホストが懸念していたハッキング事例と、それ以前の5年分を分析し、支配的なパターンを見つけた。

「エクスプロイトの70〜80%はスワップ取引の最中に起きています」

MEV 攻撃、サンドイッチ攻撃、フロントランニング — その多くはスマートコントラクトの制御が及ばない領域にある。だからアーキテクチャからスワップを完全に取り除いた。

「私たちのスマートコントラクトやシステムのなかに、スワップを行う箇所は一つもありません。実はそれは Snuggle rebalancing の仕組みの一部でもあって、スワップは一切関与しません。だから私は、この方法論をプロトコル全体に貫くと決めました。スワップが必要になるなら、ポジションに zap で入れてちょっと便利になるだけの追加機能は入れません」

ホストは実際にプラットフォームを使っていて zap-in 機能がないことに気づいており、見落としだと思っていた。

「最初、Uniswap でスワップしてからポジションを作らなければならないと分かったとき、なぜこういうものを統合しなかったのだろうと思いました。私の手間を減らすために統合できたはずのものに思えたので」

答えは、その利便性が DeFi で最も多く悪用されている領域と引き換えになっていた、ということだ。Alex が示した賭け金の大きさの例え話。100万ドルをスワップしてフロントランされれば、何が起きたのかも分からないまま20万ドルだけが残ることもある。彼は Jared from Subway という MEV ボットに触れた。他人のトランザクションをサンドイッチしていたボットだが、それ自身も最終的にはスワップの最中に資金を抜かれた。

アーキテクチャ上の判断その2:資金プールなし

彼が設計段階で排除した2つ目の標的は、共同の器だ。

「全員の資金を一つの大きな器にプールするモデルのプロトコルは、それ自体が一つの巨大な標的です。そのプールされた資金に何かあれば、すべて消えます」

MaxFi は代わりに、ポジション単位でユーザーが管理する方式をとる。あなたのポジションは分散型取引所そのものの上に存在する。

「たとえば MaxFi でポジションを作るとします。それは全員の資金が一つの器に入る大きなプール型ボールトには入りません。あなたのポジションは — たとえば100ドルを入れたとして — その100ドルは私たちのスマートコントラクトを通って DEX に載ります。ポジションは実際に取引所そのものの上に存在するのです。だから私たちには何千ものポジションがあり、それらはすべて DEX 上でユーザーが個別に所有しています」

大型のブリッジ・エクスプロイトの大半の背後にあるのは同じ構造的弱点だ。すべてが一箇所にあること。ここには抜き取るべき共同の器がない。

監査の記録

この2つの判断が、異例なほど小さい攻撃対象領域を生んでいる。サードパーティの監査人もそう述べた。直近の監査ラウンドを完了した Valves Security は、これほど攻撃対象領域が小さく安全なプロトコルは見たことがないとチームに伝えた。

その土台には42回の内部監査ラウンドと、破ろうと試みてユーザー資金に影響するものを何も見つけられなかった半ダースほどの独立系ホワイトハッカーがいる。MaxFi と Snuggle は同じスマートコントラクトで動いており、両方のセキュリティページに完全な記録が載っている。

公の場に立つということ

Alex は単独でコントラクトを所有・管理しており、身元を明かすことに意図がある。

「信頼も、説明責任も、運用上のセキュリティもすべて私にかかっています。そして私が公の場に出ているのには理由があって、その信頼のためです。私の評判が懸かっている。私に連絡してくれて構いません。テキストでも、メールでも、電話でもいい」

彼のより広い主張は、プロトコルの話というより業界の話だ。

「AMA に出てくるときに仮面をかぶる人がいます……彼らが誰なのか分からない。自分が資金を入れているスマートコントラクトを誰が管理しているのか分からない……もし私たちが DeFi の世界にもっと高い水準の信頼をもたらせるなら、業界全体をずっと早く前へ進められると思うのです」

ここでホストは過去の失敗を認めた。数年前に仮面をかぶった開発者を招いて批判を受けたことがあり、そのとき連帯として自分の番組で仮面をかぶってくれた DAO King に礼を述べた。もっとも DAO King が指摘したように、それは結果的にかなりの再生数を稼ぎ、おそらく当該プロジェクトの助けにもなった。

Robinhood Chain のトークン化株式

これはプラットフォーム上で最も新しいもので、名前が誤解を招くため、すぐに一つ明確にしておく必要がある。

「私たちが話しているのはアプリの Robinhood ではありません。Robinhood が自前のブロックチェーンを作ったのです。Robinhood Chain という名前です。彼らはいまブロックチェーンを丸ごと持っていて、バックエンドもインフラもすべて Robinhood 自身が運営していて、チェーン上のトークン化株式の発行体も彼らです」

展開されたのはおおよそこの1か月以内だ。Alex は、コントラクトとサイトをそこにデプロイするのにぶっ通しで約3週間コードを書いたと語る。それが記事冒頭の地位を買った。チェーン全体で8番目に大きいプロトコルであり、PancakeSwap、Curve、SushiSwap、Symbiosis を追い抜いている。しかもそのチェーン自体、まだ数週間しか経っていない。

DAO King のポジションが具体的な実例だ。Apple/USDG に2万ドル超(USDG は Robinhood Chain 上のステーブルコイン)を置き、この窓が続くあいだの利回りを200〜400%の範囲だと表現している。Apple を選んだ理由は繰り返す価値がある。LP ペアの選び方として本当に異質だからだ。

「Apple はどこにも行きません。実際、買ってから上がっています。Apple は毎年何十億ドルも自社株を買い戻していますから……つまり文字どおり、自社株買いによる恒常的な買い圧力があるわけです。そのうえで私は利回りを得ている」

彼はそれを、以前に試していたものと直接対比している。

「ICP トークンで LPファーミングをやろうとしていました。本当に大変です。とんでもなく跳ねる。でも Apple 株なら問題ありません」

それが LP にとってのこのアセットクラスの本当の魅力だ。株式は暗号資産よりはるかにボラティリティが低く、ボラティリティはインパーマネントロスの入力値である。ボラティリティが低いペアに高い手数料フローが乗る構成は、理想に近い。

収録時点での彼の全体の収益は、月あたり1万ドル近く1日300ドル超。特に株式プールがそれを押し上げている。

なぜ利率がこの水準なのか

Alex はその仕組みについても、それが一時的であることについても率直だ。

「私たちはオンチェーンの実世界資産、RWA において先行者利益を持っていて、このまったく新しい新興市場に最初のマーケットメイカーとして入っているから、突出したリターンが出ています。だから、できるうちにそれを活かしてください」

マーケットメイカーが少なく、実際の取引ボリュームがあり、手数料がごく少数のプロバイダーで分けられる。流動性が入ってくれば、利率は通常水準へ落ち着く。これは後から付け足された注意書きではない。それこそが実際の仕組みであり、それを理解することが、この窓に期限があることを教えてくれる。

「何かが新しくて先行者利益があるとき、それが数週間から数か月にわたって本当に突出したリターンを得られるタイミングで、その後は通常の流動性提供の水準へならしていくのです」

いま MaxFi では S&P 500 に LP できる。

DAO King が語る ICP とクリプトの春

ホストは DAO King にも相場の行方を尋ねた。これは脱線ではなく、ここで意味を持つ問いだ。流動性の状況こそが、LP 手数料の原材料だからである。彼の答えを要約するとこうなる。

いまは ICP を売るべきときではない。マルチ DEX 対応の作業は出荷が進み、クラウドエンジンは稼働しており、Caffeine AI は暗号インフラ、ステーキング、コントラクト機能をまだ完全には展開しきっていない。だから続く2〜3か月で多くが着地すると彼は見ている。視野を広げて、彼は10月から12月をクリプトの春と位置づけた。年末に向けて流動性が増え、アルトコインが動くには流動性が要る。

彼の歴史的な枠組みが、押さえておくべき部分だ。

「私たちは3から20まで行って、それから下がってきました。別の局面では、およそ2から9まで上がりました。これは適切な環境と適切な流動性があれば、2から20、あるいは2から30へ行けないトークンではありません」

そして20年超の経験から来るトレーダーとしての読み。プロジェクトの実態とトークン価格がこれほど乖離しているとき、リスクリワード比は歪んでいる。そして歪みとは、降参して飛び込む先ではなく、買う対象だ。もちろんこれは投資助言ではないし、彼自身も持ち続けている。

なぜこれが伸び続けるのか

5か月でゼロから TVL 350万ドル、DeFi 全体11位まで来た理由について、Alex 自身の説明は3つに集約された。DAO King のマーケティング、技術が機能していること、そして一つの構造的な主張だ。

「資本は最も資本効率の高いシステムに流れ込みます。そして誰かがそれに気づいた瞬間、友人全員に話すのです」

この先に来るもの

Robinhood Chain は最新の場であって、最後の場ではない。Alex が出荷している順序でのロードマップはこうだ。

次は Robinhood Chain が Snuggle に来る。 MaxFi は意図的に、新しいチェーンやインターフェース周りの作業が最初に着地する場所になっている。素早く展開し、活発なコミュニティに叩いてもらいながらデバッグと調整を行い、実戦で鍛えられてから Snuggle へ移す。Robinhood 統合の細かい問題の大半はすでにこちらで潰されているので、これまでに見つかった最もブルーチップな Robinhood プールとともに Snuggle へ出荷される。

その次が HyperEVM、MaxFi で。 HYPE プールで Snuggle rebalancing を動かしてほしいというコミュニティからの要望が大きく、Robinhood の次にここへ来る新しいチェーンがそれだ。

その後に BSC、Ethereum、Avalanche、Solana。

このリストについて理解しておくべきことは、そのどれもエンジンを変えないという点だ。Snuggle rebalancing、遅延、ノースワップ・アーキテクチャ、ポジション単位の所有モデルは、これらすべてのチェーンで同じコードである。新しいチェーンが加えるのは場だ。より多くのプール、より多くのペア、早く入るべきより多くの手数料フロー。Robinhood Chain のトークン化株式の窓は、新しい場に一番乗りするとどうなるかを示している。そして、来るべき場はまだいくつもある。

どこから始めるか

これが LPファーミングとの最初の出会いだったなら、順序は単純だ。

  1. セキュリティページを読む。 MaxFi でも Snuggle でも。同じコントラクト、完全な監査記録、ノースワップと資金プールなしのアーキテクチャが詳細に文書化されている。
  2. ブルーチップのペアから始める。 WETH/cbBTC、WETH/USDC など。20〜40%は素晴らしい結果であり、リスクプロファイルは選べるなかで最も穏やかだ。
  3. プリセットを使う。 アグレッシブ、モデレート、コンサバティブのレンジ幅とリバランス遅延がプールごとにあらかじめ読み込まれている。自分で計算する必要はない。
  4. 窓が開いているうちにトークン化株式を見ておく。 Robinhood Chain のプールが今の利回りを出しているのは MaxFi が最初に到達したからであり、それは無期限には続かない。次は HyperEVM で、同じ先行者のダイナミクスが毎回あてはまる。
  5. 投機枠は、失っても構わない程度に小さく保つ。

Learn セクションと Videos セクションが残りを扱っている。インパーマネントロス、レンジの選び方、相関のあるペア、そして Snuggle rebalancing の全メカニクスを、この会話に収まりきらなかった深さで解説している。

これらはいずれも投資助言ではありません。表示されている APR はある時点のスナップショットであり、取引ボリューム、流動性、市場環境によって変動します。流動性提供にはインパーマネントロスを含む現実のリスクがあり、投機的なペアでは元本の恒久的な損失が生じる可能性があります。

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よくある質問

なぜトレードを狙うのではなく、胴元になりたいと思うべきなのか?

胴元は放っておいても勝ち、プレイヤーはたいてい勝てないからだ。トレーダーのおよそ95%が損をし、ミームコイン・トレーダーでは約97%に上る。マーケットメイカーは価格が上がろうと下がろうと横ばいだろうと報酬を得る。手数料は方向ではなく取引そのものに課されるからだ。あなたのプールを通るスワップは1件残らず対価を払ってくれるし、価格がどこへ行くかを当てる必要は一度もない。それはカジノや証券会社、ウォール街のマーケットメイキング・デスクが1世紀にわたって占めてきた席であり、DeFi 以前は機関投資家並みの規模がない人には閉ざされていた。いまは違う。100ドルでポジションが開けるし、手数料は比例配分なので小さなポジションでも大きなポジションと同じ利率で稼げる。しかも誰の許可も要らずに動く。これは会話の途中で DAO King が着地させた言い回しで、チームはその場でスローガンとして採用するほど気に入った。「胴元になれ」だ。MaxFi はまさにその一点で、5か月で TVL をゼロから350万ドルまで伸ばした。

LPファーミングとは、平たく言うと何なのか?

分散型取引所は流動性プールを保持しており、各プールにはトークンのペア(たとえば WETH と USDC)が入っている。誰かがドルで ETH を買いたいとき、そのプールに対してスワップし、その対価としてスワップ手数料を払う。その手数料は、トークンを供給した人たち、すなわち流動性プロバイダーに渡る。Alex の喩えでは、顧客が取引するたびに手数料を得る株式ブローカーだ。方向を予測しているのではなく、取引を成立させる在庫を提供したことに対して支払われている。スワップ手数料は効率的なステーブルコインプールの約0.01%から、薄いミームコインプールの1%まで幅があり、業界標準はおよそ0.3%だ。何百万ドルもがプールを通れば、その0.3%は積み上がる。そして各スワップの瞬間にレンジ内にあった全員のあいだで比例配分される。

なぜ MaxFi は先にどこか別の場所でスワップさせるのか?内蔵スワップのほうが便利ではないか?

便利ではある。だからこそ、それが無いのだ。Alex は5年分の DeFi エクスプロイトを分析し、そのおよそ70〜80%がスワップ取引の最中に起きていることを突き止めた。サンドイッチ攻撃、フロントランニング、MEV による抜き取り、そしてスマートコントラクトの制御が及ばないところにある障害モードだ。スワップを含まないプロトコルは、その手口では攻撃できない。彼の例え話はこうだ。100万ドルをスワップしてひどくフロントランされれば、その一部だけを手にして立ち去ることになり、何が起きたのかも分からない。zap-in という利便性機能は、ユーザーの手間を1ステップ省くために DeFi で最も頻繁に悪用されている領域を開くことになる。だから意図的に外された。Uniswap でも好きな場所でもスワップして、トークンを持ち込んでほしい。

自分の資金は他の人の資金とプールされるのか?

されない。これが2つ目の意図的なアーキテクチャ上の判断だ。多くのプロトコルはユーザー資金をすべて単一のボールトにまとめるが、それはすべてを一つの標的に集中させることになる。その器に何かあれば、一度にすべてが失われる。大型のブリッジやボールトのエクスプロイトの背後にあるのはこのパターンだ。MaxFi は代わりに、ポジション単位でユーザー自身が管理する方式をとる。あなたのポジションは分散型取引所そのものの上に存在し、あなた個人が所有する。100ドルを預ければ、その100ドルはスマートコントラクトを通って DEX にあなたのポジションとして載る。何千ものポジションがそれぞれ別々に所有され、抜き取るべき共同の器は存在しない。

実際にどんなセキュリティ作業が、誰によって行われたのか?

3層ある。第一に、開発中の42回の内部監査ラウンド。Alex は20年超のシニアソフトウェアエンジニアで、直近6年は自身の YouTube チャンネルで Solidity コントラクトを公開監査してきた。加えて、現行の LLM ツールを使った広範な自動セキュリティ解析にコードベースをかけている。彼の主張はこうだ。いま新しくコントラクトを書くのは、以前より安全だ。攻撃者が古いコードの穴を探すのに使うのと同じ AI ツールを、出荷前に自分のコードへ向けられるからであり、エクスプロイトされた多くのプロトコルは単にそうしたツールが存在しなかった時代に書かれていた。第二に、Valves Security がサードパーティ監査を完了し、これほど攻撃対象領域が小さく安全なプロトコルは見たことがないと述べた。第三に、半ダースほどの独立系ホワイトハッカーが破ろうと試み、ユーザー資金に影響するものは何も見つかっていない。完全な記録は MaxFi と Snuggle のセキュリティページにある。両プラットフォームは同じスマートコントラクトで動いている。なお、内部ラウンドは従来型の手動レビューではなく AI セキュリティ解析ツールを用いたものであり、これはセキュリティページにも率直に記載されている。

Snuggle rebalancing は通常のリバランスとどう違うのか?

従来型のリバランサーは50/50のスワップを行う。ポジションがレンジ外に出た瞬間、トークンの半分をスワップし、新しいレンジの中央に価格を再センタリングする。その1回の動作で5つのコストがかかる。元本の半分にかかるスワップ手数料(通常のプールで0.3%、薄いプールなら最大1%)、スリッページ、価格インパクト、スワップに対する MEV の抜き取り、そしてレンジを大きく動かすことによる確定インパーマネントロスだ。Snuggle rebalancing はこれをスワップなしで行う。価格がレンジを離れた時点で、あなたはどのみちペアの片側に完全に転換されている。だからその半分を戻すためにスワップする代わりに、すでに保有している側で、現在価格から1 tick space 離れた位置にレンジを再配置し、価格をそこへ戻すのを AMM に任せる。価格はいずれ平均へ回帰する。それを妨げるのは持続的な一方向トレンドだけだ。レンジは設定した幅を全期間そのまま保つ。6%のレンジは6%のレンジのままだ。違うのは配置だ。従来型のリバランスは現在価格にレンジを再センタリングするが、Snuggle のリバランスはレンジの手前側の端を現在価格から1 tick space の位置に置き、すでに保有している方向へ全幅を伸ばす。これはおよそレンジ幅の半分だけ移動距離が短いということであり、そこへ行くためにポジションのどの部分も不利な価格で売られない。この2つが合わさって、リバランス1回あたりの確定インパーマネントロスがおよそ50%低くなる。数十回、数百回のリバランスを重ねれば、その差が収益の出る戦略と出ない戦略を分ける。

リバランス遅延とは何で、なぜそれほど重要なのか?

ポジションがレンジ外に出てからリバランスの発動を許すまでに設定するタイマーであり、インパーマネントロスを文字どおりゼロで確定させうる唯一の設定だ。たとえばニュースで価格がレンジ外にヒゲを出し、2時間後に戻ってきたとする。4時間の遅延を設定していれば、リバランスは一度も起きていない。2時間だけ手数料が稼げなかった、それがコストのすべてだ。何も確定していない。Alex はこれを罠を仕掛けることに喩える。価格がレンジ内にあるあいだは稼ぎ、外に出たら待つ。値動きのかなりの割合は戻ってくるからだ。どんな価格チャートでも開いて、ヒゲの数を数えてみてほしい。旧世代のプラットフォームは可能な限り速くリバランスする。リバランスのたびに元本にプロトコル手数料を課しているからだ。つまり即時リバランスは、あなたの利益に反するときでも彼らの利益になる。

なぜトークン化株式プールは100〜600%を出しているのか?

まったく新しい市場における先行者利益だ。Robinhood は自前のブロックチェーンである Robinhood Chain を立ち上げ、その上のトークン化株式の発行体でもある。Alex はコントラクトとサイトをそこにデプロイするために約3週間コードを書き、MaxFi はいまチェーン全体で8番目に大きいプロトコルとなり、PancakeSwap、Curve、SushiSwap、Symbiosis を上回っている。アセットクラスがそれほど新しいと、流動性を供給するマーケットメイカーはごく少数しかいない。だから実際に発生している取引の手数料が、ごく少数のプロバイダーで分け合われる。それが突出した利率を生む。同時に、その利率が明示的に一時的である理由でもある。流動性が増えれば、利回りは通常の水準へ落ち着いていく。DAO King は Apple/USDG に2万ドル超を保有し、この窓が開いているあいだの利回りを200〜400%の範囲だと表現している。これらの数字はいずれも保証されたものではなく、いずれ下がる。

初心者はプールにどう配分すべきか?

Alex 自身の配分はこうだ。およそ80%がブルーチップ、約10%がアルトコインプール、そして常時5〜10%をミームコインプールに置く。ミーム枠のなかでは最良の候補を10ほど選び、9つはゼロになり1つが当たると想定している。単一のミームコインに全額を賭けないのと同じ論理だ。ミームコインは Bitcoin、ETH、Solana では起こらない形で一晩に60〜90%下落しうる。期待値についての彼の指摘は身につけておく価値がある。ブルーチップのペアで20%、30%、40%を稼げているなら、それはすでに素晴らしい結果であり、資本効率の高いシステムなら状況次第で50〜100%まで押し上げられる。100〜600%という数字は Robinhood のトークン化株式プールという新しい領域と、そこでの先行者の窓に固有のものだ。ブルーチップから始め、投機枠は全損しても構わない程度に小さく保ち、1つの当たりでその枠の残りを賄わせればいい。

DAO King は ICP と現在の相場について何を語ったのか?

彼の見方は、いまは ICP を諦めるべきタイミングではない、というものだ。彼はマルチ DEX 対応の作業、クラウドエンジン、そして Caffeine AI が暗号インフラ・ステーキング・コントラクト機能をまだ完全に展開しきっていないことを挙げ、続く2〜3か月で意味のある進展を見込んでいる。より広い相場については、10月から12月を「クリプトの春」と位置づけた。年末に向けて流動性が増え、アルトが動くには流動性が要るからだ。彼の歴史的な指摘としては、ICP は過去のサイクルで3から20へ、また2前後から9へと動いている。適切な流動性条件が揃えば数倍動けないトークンではない。20年超の経験から来る彼のトレーダーとしての読みは、プロジェクトの実態とトークン価格がこれほど乖離しているときは、リスクリワードが降参よりも積み増しに傾く、というものだ。投資助言ではないし、彼自身も持ち続けている。

MaxFi はまだ5か月しか経っていない。後ではなく今始める理由は何か?

リターンが最も大きくなるのは、アセットクラスが新しく、ほとんど誰もそこでマーケットメイクしていないときであり、その窓は放っておいても閉じる。Robinhood は自前のチェーンを立ち上げ、その上のトークン化株式を発行している。Alex はコントラクトとサイトをそこにデプロイするコードを書くのに約3週間を費やした。だからこそ MaxFi はすでにチェーン全体で8番目に大きいプロトコルであり、PancakeSwap、Curve、SushiSwap、Symbiosis を上回り、収録時点では DeFi 全体で11番目に大きい流動性マネージャーでもある。ローンチから5か月、メールもテキストも電話もできるチームが作ったものだ。あの株式プールの100〜600%というのは、実際の取引ボリュームに対してごく少数のプロバイダーしかいない状態に早く入るとどうなるかを示しているにすぎず、流動性が増えれば落ち着く。DAO King のタイミングの読みも、別の角度から同じ方向を指している。彼は10月から12月にかけて相場に流動性が戻ってくると見ている。そして、そのどれ一つとして方向を当てる必要はない。手数料はポジションがレンジ内に入った瞬間から積み上がり始める。相場が急騰しようと暴落しようともみ合おうと関係ない。しかも対応する場はまだ増えている。MaxFi では Robinhood Chain の次に HyperEVM が控えており、HYPE プールで Snuggle rebalancing を使いたいというコミュニティからの強い要望が背景にある。その後ろに BSC、Ethereum、Avalanche、Solana が並ぶ。どれもが、早く入るべき新しいプール群だ。まずブルーチップのペアに100ドルで入り、1週間手数料が入ってくるのを見て、納得できたら規模を上げればいい。

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